オーストラリアの交通ルールは、日本と同じ左側通行で、基本は大きく変わりません。ただし、ラウンドアバウトやスクールゾーンなど日本にはないルールがあり、違反したときの罰金は日本よりずっと高額です。
この記事では、メルボルンとゴールドコーストで車を運転し、この記事のために(?)罰金もしっかり受けてきたゴルタビ編集部が、日本と違う交通ルール、よくある違反と罰金の金額、罰金の通知が来たときの払い方をまとめます。罰金の金額は、ゴールドコーストのあるクイーンズランド州(QLD)の2026年7月以降のものです。

- 日本と違う交通ルール
- スマホとシートベルトは罰金A$1,295
- 罰金の通知が来たときの払い方
先に結論:日本との違いは3つ、罰金は日本よりずっと高い
日本から来て運転するときに気をつけたいのは、信号のない円形の交差点「ラウンドアバウト」、学校の近くで速度制限が下がる「スクールゾーン」、街中のカメラによる取り締まりの3つです。
罰金は、運転中のスマホとシートベルトがどちらもA$1,295(約14万2,000円)です。日本の感覚で運転中にスマホを触ると、それだけで日本との往復の航空券ほどの罰金になります。
ユウトまわりで罰金を取られた話で聞くのは、スピード違反とスマホがほとんどです。運転中にチャットを返すような日本の感覚は、オーストラリアでは一番重い部類の罰金になります。
日本と違う交通ルール
ラウンドアバウト:中を走っている車が優先
ラウンドアバウトは、信号のない円形の交差点です。日本にはほとんどありませんが、オーストラリアでは街中のいたるところにあります。
覚えておくのは、すでに中を走っている車が優先、ということだけです。中の車は時計回りに回ってくるので、入るときは右から来る車を待ち、空いたら入って、行きたい方向へ抜けます。交通量の多い所は最初は戸惑いますが、何度か通れば慣れます。

スクールゾーン:登下校の時間は40km/h
学校の近くには、登下校の時間に速度制限が下がるスクールゾーンがあります。QLDでは多くの場合、学校がある日の7〜9時と14〜16時が40km/hです(元の制限速度が80km/h以上の道路は60km/h)。一日中スクールゾーンになっている場所もあるので、標識に書かれた時間を確認します。

駐車の標識:時間と曜日の決まりが細かい
駐車の標識には、「何時間まで」「何時から何時まで」「何曜日のこの時間だけ」といった細かい決まりが書かれていることが多くあります。有料の駐車スペースは、止める前に料金を払う先払いが基本です。標識を読み飛ばすと、すぐに駐車違反になります。

編集部はメルボルンにいた時、シティでは車を止められる場所が少なく、やむを得ず路肩に一時的に止めたりしていました。しかしメルボルンには駐車違反を取り締まる人がたくさんいて、切符を切られることが何度もありました…失態。
動物と、整備されていない車に注意
整備された高速道路でも、カンガルーなどの動物が出てくることがあります。また、オーストラリアには日本のような教習所の仕組みがなく、整備が行き届いていない車もよく走っています。前の車が急に止まったり、故障したりすることも珍しくありません。
ユウト運転中に、前の車のタイヤが急に破裂して「パーン」とすごい音がしたことがあります。ボンネットから煙が出ている車も何台も見てきました。高速道路でカンガルーがひかれているのも何度か見ています。
よくある違反と罰金一覧(QLD・2026年7月から)
QLDの罰金は「ペナルティユニット」という単位で決まっていて、2026年7月1日から1ユニットがA$172.70に上がりました。よくある違反の罰金と違反点数(デメリットポイント)は次のとおりです。
| 違反 | 罰金 | 点数 |
|---|---|---|
| 運転中のスマホ | A$1,295(約14万2,000円) | 4 |
| シートベルト(1人ごと) | A$1,295(約14万2,000円) | 4 |
| 赤信号無視 | A$690(約7万6,000円) | 3 |
| スピード違反(11km/h未満) | A$345(約3万8,000円) | 1 |
| スピード違反(11〜20km/h) | A$518(約5万7,000円) | 3 |
| スピード違反(21〜30km/h) | A$777(約8万5,000円) | 4 |
| スピード違反(31〜40km/h) | A$1,295(約14万2,000円) | 6 |
| スピード違反(40km/h超) | A$1,986(約21万8,000円) | 8 |
スマホは、信号待ちや渋滞で止まっているときも、手に持って操作すると違反です。シートベルトは、着けていない人1人ごとに罰金がかかります。スピード違反は、ルール上は1km/hの超過でも違反です。「3km/hの超過なら注意で済み、4km/hの超過で切符を切られた」という話を聞いたこともありますが、警察がどこまで見逃すかは分かりません。
ユウト私もゴールドコーストで、助手席の友人がシートベルトをしていなかった件で罰金を受けたことがあります。当時で1,100ドルくらいでした。この話は、ゴルタビのゴールドコーストガイドブックで詳しく書いています。
スマホとシートベルトは、カメラでも取り締まられています。カメラで見つかった場合、罰金の通知は車の持ち主(登録者)に届きます。持ち主が運転していたなら、同乗者のシートベルトの分も運転していた本人の責任です。
違反点数(デメリットポイント)のしくみ
違反をすると、罰金に加えて違反点数(デメリットポイント)がつきます。点数は0から始まり、違反をするたびに足されていく仕組みです。QLDの一般の免許では、3年以内に12点以上たまると、3か月以上の免許停止になります(点数が多いほど期間が長くなります)。12か月以内に同じ種類の違反をくり返すと、点数が2倍になる仕組みもあります。制限速度を40km/h以上超えた場合は、8点に加えて6か月の免許停止です。

日本の免許や国際免許で運転している人にも、違反点数は記録されます。点数がたまりすぎると、QLDで運転する資格が取り消され、その期間はオーストラリアで運転できなくなります。ただし、点数はQLDの記録につくもので、日本の免許の点数に加算されることはありません。
キバ次スピード、信号、スマホ、シートベルトは、街中のカメラで取り締まっているぞ。パトロール中の警察や覆面パトカーもいるから、見られていないと思って油断しないことだ。
罰金の通知が来たら:払い方と確認方法
カメラで取り締まられた罰金は、後日、郵送で通知が届きます。通知には支払い期限と支払い方法が書かれていて、オンラインでクレジットカードを使って支払えます。

- 郵送で届いた通知の、発行日と金額を確認
- 発行日から28日以内に、オンライン・BPAY・郵便局などで支払い
- A$200以上の罰金で一度に払えないときは、分割払いを申し込む
運転していたのが自分ではない場合は、28日以内に、実際の運転者に罰金を移す手続きができます。通知をなくしたときは、QLD政府の「My account」から自分の名前の違反を確認して支払えます。QLDの免許を持っていない人は、違反から7日以上たってから、Queensland Revenue Office(1300 360 610)に電話すると確認できます。
ユウトオーストラリアはお役所仕事がめちゃくちゃ遅いのに、罰金の通知だけは本当に早くて感心します。メルボルンでは、不慣れな道で信号のカメラに引っかかったこともありました。
レンタカーで違反したら
レンタカーで違反した場合、通知は車の持ち主であるレンタカー会社に届き、そこから利用者に転送されます。罰金のほかに、レンタカー会社の転送手数料がかかるのが一般的です。帰国後に通知が届くこともあるので、レンタカー会社の連絡先は控えておくと安心です。

英語の通知や手続きが不安なら、日本人スタッフが運営するEZレンタカーさんのように、日本語で相談できる会社を選ぶのも手です。違反の通知の連絡も、事故や故障のときの対応も日本語で受けられます。

まとめ
オーストラリアの交通ルールは日本と大きくは変わりませんが、ラウンドアバウトとスクールゾーンには慣れが必要で、罰金は日本よりずっと高額です。特にスマホとシートベルトは、1回の違反でA$1,295です。
編集部は何度か罰金を受けてきましたが、この厳しい罰金制度には賛成です。そうでもしなければ、スピードを出す人やルールを守らない人があふれてしまいます。厳しいルールは、運転する自分や周りの人を守るためのものだと考えています。
オーストラリアで車を借りるなら、日本人スタッフが運営するEZレンタカーさんに相談してみるのがおすすめです。予約から返却まで日本語で対応してくれるので、交通ルールや違反の通知で分からないことも聞きやすいです。

最終確認日:2026年10月(罰金・ルールはクイーンズランド州政府と交通局の公式サイトで確認しています)
参考:Queensland Legislation:Penalty Unit Value Amendment Regulation 2026/Queensland Government:Roundabouts/Queensland Government:School zone speed limits and signs/Queensland Government:How to pay a fine



