【必見】オーストラリアのQLD州で見れる野生動物を一挙紹介

コアラやカンガルーなどオーストラリアでしか見られない動物達は非常に多いですが、その中でもQLD州は野生動物の宝庫とも呼ばれています。

ゴールドコースト、ケアンズ、ブリスベンなどがあるQLD州では、国立公園、川、島など、至る場所でさまざまな野生動物に出会えるのが魅力的です。

この記事では、QLD州で見られる野生動物の詳細やおすすめスポットについて紹介していきます。

目次

コアラ Koala

オーストラリアだけに生息しているコアラは、ぜひとも野生でお目にかかりたい動物。QLD州では野生のコアラを見られる場所がとても多いです。

マウントグラバット・アウトルックリザーブ、北ストラッドブローク島、ヌーサ国立公園、マグネティック島国立公園、トゥーイー森林公園(Toohey Forest Park)、クーンババ自然保護区などで見られます。

また、ブリスベンから車で40分ほどのレッドランド市は、アーバンコアラ(都市部のコアラ)が多く見られるエリアです。

市街地の木や公園の木にコアラがしがみついている様子が頻繁に見られ、街中にいながら野生動物観察を楽しめます。

ゴル旅

コアラがよく出てくる道路には、コアラ注意の看板がありますよ。

カンガルー Kangaroo

有袋類のカンガルーは、市街地から離れた郊外や田舎で頻繁に見られる野生動物です。

カンガルーは広大な草原や乾燥地帯などの開けたエリアに生息していて、主に群れで行動しています。

ブリスベン近郊ならワコールブッシュランド(Wacol Bushlands)、ゴールドコースト付近ではクーンババ湿地帯(Coombabah Wetlands)などに生息しています。カンガルーは夜行性なので、夜明けや夕暮れ時が狙い目です。

夜の郊外では、頻繁にカンガルーが目撃されるので、車の運転の際はお気を付けください。

ゴル旅

オーストラリアの田舎に住んでいるときは、夜に家の目の前までカンガルーが来ていました。

ワラビー Wallaby

ワラビーはカンガルーの親戚にあたる小型の動物です。

カンガルーは成長すると体長が1.5m~2mになりますが、ワラビーは約30〜90cmと非常に小柄です。

また、ワラビーは単独行動が多く、森林や茂みの中を好む傾向にあります。

ケアンズ近郊のグラナイトゴージ自然公園、キュランダや、ゴールドコーストのスプリングブルック国立公園などで目撃されることが多いです。

ゴル旅

世界で一番小さいカンガルー「パルマワラビー」や可愛らしい顔の「クアッカワラビー」が有名ですよね。

ディンゴ Dingo

約4,000年前に南アジアから伝わったディンゴですが、現在ではオーストラリアの固有種です。

開発が進んだ都市部ではほとんど見られませんが、世界最大の砂の島と呼ばれるフレーザー島にはたくさんのディンゴの群れがあり、海辺、山間、キャンプ場周辺など至る所で目撃されています。

ただし、オオカミの一種であるディンゴは、非常に危険性の高い動物です。

ディンゴによる子どもの死亡事故なども起きているため、ディンゴを見に行く際は十分な距離を取りましょう。

ゴシキセイガイインコ Rainbow Lorikeet

虹色の羽が美しいゴシキセイガイインコ。ゴールドコーストでは保護の対象になっており、街中でも見かけることが良くあります。

また、カランビン・ワイルドライフ・サンクチュアリーでは、朝8時と午後4時の2回にわたってゴシキセイガイインコの餌付けを行っています。

その他の場所では、ブリスベンボタニックガーデンやヌーサ国立公園で観察できます。

ゴル旅

集団で行動することが多いので、見つけやすいですよ。

カモノハシ Platypus

鳥類、哺乳類、爬虫類の特徴を合わせ持つ珍しい単孔類のカモノハシ。オーストラリアの固有種です。

カモノハシは、マッカイにあるユンゲラ国立公園で多くの目撃情報があります

特に早朝や夕方に川を泳いでいる姿が目撃されており、年間を通して見られるのが嬉しいポイント。

また、2019年以降はブリスベンから車で30分ほどのローガンに位置するアルバート川でも生息が確認されています。

ゴル旅

ただ、それでも見られる確率は低いので、見れたら超ラッキー!

ヒクイドリ Cassowary

ダチョウやエミューに次いで世界で3番目に大きい鳥「ヒクイドリ」。QLD州の熱帯雨林に生息しています。

野生のヒクイドリを観察したいなら、ケアンズから南へ1時間半ほど下った場所にあるエッティーベイ(Etty Bay)がおすすめです。

ビーチを歩くヒクイドリの姿が頻繁に報告されており、8月から11月頃には雛を見られる可能性も。

ただし、ヒクイドリは狂暴な野生動物として知られ、鋭い前足の爪は高い殺傷能力を持ちます。

時速50kmで走る素早さも兼ね備えているので、安全性を確保するためにも遠くから観察することが大切です。

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ヒクイドリは「世界で最も危険な鳥」と称されることもあります。野生で出くわしたら、静かに距離を保ちましょう。

イルカ Dolphin

QLD州の多くの地域では、野生のイルカに出会うことができます。

特にゴールドコースト、サンシャインコースト、グレートバリアリーフ、モートン湾、タンガルーマ・アイランドリゾートでは、頻繁に野生のイルカが現れます。

ゴールドコーストでは、クルーズやホエールウォッチングツアーに参加するとイルカに遭遇することも多いです。

イルカは基本的に群れで行動しているので、意外と見つけやすいです。

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私自身もオーストラリア生活でイルカは何度も目撃しています。

ザトウクジラ Humpback whale

普段は南半球に生息しているザトウクジラですが、5月から11月になると暖かい海域へ北上するという生態を持ちます。

約6万頭ものザトウクジラがオーストラリアの海を渡るため、ホエールウォッチングに参加することで至近距離からザトウクジラを観察できます。

QLD州内の主なホエールウォッチングスポットは、ゴールドコースト、ブリスベン、モートン島、ケアンズ、タウンズビルです。

特にゴールドコーストは種類が多く、サーファーズパラダイスやシーワールドなどの観光地を出発場所としているのもポイントです。

ウミガメ Sea ​​turtle

ビーチリゾートが多いQLD州では、6種類ものウミガメを観察できます。

特にグリーン島やヘロン島をはじめとするグレートバリアリーフ周辺に多く、ベストシーズンは10月から3月です。

運が良ければウミガメと一緒に泳ぐこともできるため、忘れられない思い出を作れます。

ゴールドコーストでは、ビーチ沿いや浅瀬まで来ることも多いので、よく観察してみましょう。

ゴル旅

釣りをしていたらよく見かけます。

まとめ

QLD州にはさまざま野生動物が生息しており、見たい野生動物に応じて行き先を決めるのがおすすめです。

今回ご紹介した情報はインスタグラムでも公開するので、併せてチェックしてくださいね。

この記事を書いた人

オーストラリア在住のMahogany_socksさん。日本とオーストラリアで豊富な職務経験を積んだ後、現地カレッジで動物学の資格を取得。現在は野生動物保護団体で働いており、長いオーストラリア生活や翻訳業務の経験を活かしてライターとしても活躍しています。

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