【罰金大国】オーストラリアのQLD州で気をつけるべき罰金一覧!

オーストラリアには日本と違うさまざまなルールがあり、違反内容によっては高額な罰金を払う必要があります。

この記事では、クイーンズランド州内における罰金の詳細について、車の運転時とそのほかのシチュエーションに分けて解説します。

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知らないだけで大きな罰金を払う可能性があるので、この記事でしっかり予習しておきましょう!

※罰金額は年々上がり続けています。この記事の情報は、2024年12月時点のものです。

目次

車の運転時に気を付ける罰金

QLD州で運転するなら、運転時に科せられる恐れがある罰金についておさらいしておきましょう。

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街中にカメラが設置されていて、覆面パトカーも多いです。

赤信号の無視による罰金

写真提供:Mahogany_socksさん

QLD州で運転中に赤信号を無視すると、$645の罰金となります。

ただし、州が重大かつ悪質と判断した場合は、最大で$1,078の罰金となる点に注意が必要です。

赤信号の無視の罰金
$645~ (最大$1,078)
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いつ黄色信号になってもいいように心構えしておきましょう

スピード違反の罰金

写真提供:Mahogany_socksさん

QLD州は、スピード違反に関する細かいルールを設けています。

超過したスピードに応じてペナルティが異なり、詳細は以下のようになっています。

11km/h未満超過$322
11 km/h以上20 km/h以下で超過$483
20km/h以上30km/h以下で超過$725
30km/h以上40km/h以下で超過$1,209
40km/h以上超過$1,854
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私の友人は+4km/hオーバーでパトカーに止められていました。(このときは注意で済みましたが…)

運転中の携帯電話の使用による罰金

QLD州内で運転している最中、携帯電話やスマートフォンを触ると$1,209の罰金が科せられます。

携帯電話やスマートフォンの取り締まりは年々強化されており、州内の至る所に検知カメラが設置されるほどの徹底ぶりです。

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スマホを太ももの上において運転するのもアウトです!

携帯電話の使用による罰金
$1,209の罰金

駐車違反の罰金

写真提供:Mahogany_socksさん

駐車禁止区域に車を停めた際の罰金額は、$161.30です

キャラバンやキャンピングカーは公道でも駐車できる決まりになっているものの、土地の所有者の許可を得ていない場合は最高$11,000の罰金を科せられます。

駐車違反の罰金
$161.30
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有料駐車場の料金払い忘れ、時間オーバーも罰金の対象です

シートベルトの罰金

運転中にシートベルトを着用しなかった場合、運転手及び同乗者(16歳以上)に対してそれぞれ$1,209の罰金が科せられます。

シートベルトの罰金
$1,209
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シートベルトは後部座席の人にもしっかり着用させましょう!

以外の乗り物の罰金

写真提供:Mahogany_socksさん

車を運転しない方でも、Eスクーター自転車を使う人は、気を付けることがあります。

日常生活に関する罰金についても説明するので、詳細をチェックしていきましょう。

Eスクーターの罰金

写真提供:Mahogany_socksさん

近年、Eスクーターを使って移動する観光客や地元住民が増加しています。

歩行者や車との事故が増えていることを受けて、QLD州ではEスクーターに対して以下のような罰金制度を設けています。

スピード違反最大$645
飲酒運転$483
携帯電話の使用$1,209
ヘルメット不着用$161
2人乗り$161

ルールを知らずに違反しているEスクーターの運転手もいますが、決して真似せずにルールを守って過ごしましょう。

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最近はE-スクーターに対する規制を強めています。

ヘルメット不着用の罰金

オーストラリアでは、バイクだけでなく自転車に乗る際もヘルメットの着用が義務付けられています。

違反した場合の罰金額は137ドルとなっており、バイクに関しては400ドルを支払わなければなりません。

ヘルメットの罰金
$137(バイクは$400)

日常生活における罰金

車にも自転車にも乗らないから、罰金とは無縁!ではないのがオーストラリア。

気を付けていないと日常生活でも罰金を支払うことになりますので、以下の行為に気を付けましょう。

公共交通機関の運賃未払いの罰金

写真提供:Mahogany_socksさん

QLD州には、電車、バス、フェリー、トラムといったさまざまな公共交通機関があります。

改札がない場所も多くなっていますが、運賃を支払わずに利用していることがバレると309ドルの罰金となります。

公共交通機関の中には見回りスタッフも巡回しているため、きちんと運賃を支払った上で利用しましょう。

公共交通機関の運賃未払いの罰金
$309
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乗車、降車の際には、必ずカードを機械にタッチしましょう!

禁煙場所での喫煙の罰金

写真提供:Mahogany_socksさん

禁煙場所でタバコを吸った場合、$154.80ドルの罰金です。

一般的に路上での喫煙は禁止されていますが、外側に灰皿が付いているゴミ箱付近では喫煙OK

日本と違って喫煙エリアを設けているレストランは限られているので、タバコを吸う方は喫煙の可否について逐一チェックしましょう。

禁煙場所での喫煙の罰金
$154.80

禁止場所での飲酒の罰金

写真提供:Mahogany_socksさん

日本と違い、QLD州では公共の場でお酒を飲むと罰金を科せられる恐れがあります。

基本的には、レストラン、バーといった屋内のみで飲酒が許可されています。許可されたエリア以外で飲酒した場合、罰金の金額は$110です。

なお、年末年始や花火などのイベント開催場所でも飲酒を禁止しているエリアが多いため、飲酒ルールについて事前に確認することが大切です。

禁止場所での飲酒の罰金
$110
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ビーチでお酒を飲むのも、本当はいけません。

ポイ捨ての罰金

写真提供:Mahogany_socksさん

日本でもマナー違反として知られるポイ捨てですが、QLD州では高額な罰金が科せられます。

ペットボトル、紙くず、タバコなどの小さなポイ捨てに関する最低罰金額は、$322です。

状況やポイ捨てする物によってはプラスアルファの罰金が上乗せされる可能性もあるため、ゴミは必ずゴミ箱に捨てましょう。

また、不法投棄に関してはさらに厳しいルールが設けられており、罰金額は最低$2,580です。

不法投棄にはスーツケース、プリンターなどの電子機器、掃除機などの家電製品、ゴミ箱などの生活用品といったさまざま物が含まれるため、「ホームステイを出るタイミングでいらない物を捨てたい」「スーツケースが壊れたから処分したい」といった理由で投棄しないように気を付けてくださいね。

ポイ捨ての罰金
$322
(不法投棄は$2,580)

まとめ

クイーンズランド州で楽しい時間を過ごすためにも、詳細を確認した上でルールを守って滞在しましょう。

今回の情報はインスタグラムでもご紹介するので、ぜひチェックしてくださいね。

この記事を書いた人

オーストラリア在住のMahogany_socksさん。日本とオーストラリアで豊富な職務経験を積んだ後、現地カレッジで動物学の資格を取得。現在は野生動物保護団体で働いており、長いオーストラリア生活や翻訳業務の経験を活かしてライターとしても活躍しています。

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