まるでハワイ!?オーストラリア・ゴールドコーストが今アツい理由とは

ハワイといえば、日本人にとって永遠の憧れのリゾート地。透き通るような海、美しい夕日、開放的な気候…誰もが一度は訪れたい場所です。

しかし近年は、円安の進行とハワイの物価上昇により、かつてほど気軽に旅行できる場所ではなくなってしまいました。
「旅費が高くて手が出ない」「以前よりも非日常を味わいにくくなった」という声も少なくありません。

コア助

そこで、いま“次なる選択肢”として注目を集めているのが、オーストラリアの「ゴールドコースト」です。

温暖な気候やビーチリゾートの雰囲気など、ハワイと共通点が多くありながら、コストを大きく抑えて旅を楽しめる穴場リゾート。それがゴールドコーストなんです。

目次

ゴールドコーストってどんな街?

オーストラリア東海岸のリゾート都市

ゴールドコーストは、オーストラリア東海岸・クイーンズランド州に位置するリゾートシティ。人口は約60万人で、都市としての利便性と自然の豊かさが共存しています。

シドニーやメルボルンのような大都市とは異なり、リゾート色が強く、ゆったりとした時間が流れるのが魅力。ビーチ沿いには高層ホテルやレストランが並び、常に太陽と潮風を感じながら過ごせる場所です。

また、都市機能も充実しているため、「リゾートにいながら生活の不便がない」という点もゴールドコーストの大きな魅力のひとつです。

世界中のサーファーを魅了するビーチ

ゴールドコーストを語る上で欠かせないのが、南北に広がる約57kmのビーチ。特に「サーファーズパラダイス」や「スナッパーロックス」といったスポットは、世界的にも有名で、年間を通して多くのサーファーが波を求めて訪れます。

波の質が良く、安定してうねりが入ることから、プロサーファーのトレーニング地にもなっているほど。

コア助

サーフィンをしなくても、ただ海を眺めながらのんびり過ごすだけで心が癒されます。

かつての日本人ブームの名残もある親日エリア

バブル期の日本では「海外移住=ゴールドコースト」と言われるほど、日本人の憧れの移住先として知られていました。

その影響もあり、今でも街の至るところに日本語対応のサービスや、日本人経営のショップ・レストランが残っています。

旅行者にとっても、こうした日本語が通じる環境や、日本人コミュニティの存在は大きな安心材料。

英語が不安でも、必要な情報や助けを得やすい環境が整っているため、海外旅行初心者でもハードルが低く感じられるのがポイントです。

ゴールドコーストとハワイ、似ている5つの理由

「ハワイのようなリゾート気分を味わいたいけれど、コストや距離の問題で難しい…」そんな方にこそ知ってほしいのが、ゴールドコーストとハワイの共通点です。

実は、両者には驚くほど多くの“似ているポイント”があるんです。

① 年中温暖で快適な気候

ハワイといえば、一年中温暖で安定した気候が魅力の一つ。実はゴールドコーストもそれに非常によく似ており、1年を通して温暖な気候で過ごしやすいのが特徴です。

春〜秋にかけては日中に半袖・半パンで過ごせるほどの陽気が続き、冬の6〜8月でもジャケット1枚あれば十分。

さらに、湿度が低くカラッとした空気なので、真夏でも不快感が少なく、屋外でも快適に過ごすことができます。

コア助

雨が少ないのもいい。

② リゾート地としての開放感と非日常感

ハワイは非日常感を存分に味わえる“南国リゾート”として不動の人気を誇りますが、ゴールドコーストもまた、オーストラリア屈指のリゾート地として世界中から観光客が訪れています。

果てしなく続く海岸線、開放的な空、ラグジュアリーなホテルに広々としたプール。「日常から解き放たれる感覚」を味わえるロケーションと雰囲気は、まさにハワイ級。

マリンアクティビティやリゾートならではの体験も充実しており、五感すべてで南国の休日を楽しめます。

③ 日本人もそれなりに暮らしている安心感

ゴールドコーストは、かつて多くの日本人が移住先として選んだ都市でもあり、現在でも日本人居住者が一定数います。そのため、旅行中に日本人を見かける機会はそれなりにあり、安心感を得やすい環境です。

また、日本語に対応したレストランやツアー、医療機関なども点在しており、英語が不安な方にとっても心強いサポートがあります。

旅先で「困ったときに頼れる場所がある」というのは、旅行の安心材料として非常に大きいですよね。

④ 比較的治安が良く、旅行しやすい

「ハワイは治安が良い」とよく言われますが、ゴールドコーストも比較的治安が良い地域として知られています。

オーストラリア国内では安全なエリアとされており、リゾート地としての整備も進んでいるため、観光客も安心して滞在できます。

もちろん、スリや置き引きといった軽犯罪には注意が必要ですが、それは世界中の観光地共通。

夜遅くの外出や人通りの少ない場所を避けるなど、基本的な注意さえ守れば、安全に楽しめる旅行先です。

コア助

シドニーやメルボルンなどの都市部より治安はよっぽどいいです。

⑤ 海外らしさと癒しの両立ができる雰囲気

海外旅行で大切にしたいのが、「異国情緒」と「癒し」のバランス。ハワイにはその両方があり、多くの日本人が魅了されています。

ゴールドコーストも同様に、海外らしい雰囲気を持ちながら、落ち着いた空気と自然の癒しに包まれる街です。

海、空、風、そして自然の音に囲まれて過ごすひとときは、日々の喧騒を忘れさせてくれる特別な時間になります。

都会の喧騒とは無縁で、心からリラックスできる。そんな“ちょっと背伸びした癒し旅”を叶えてくれるのが、ゴールドコーストなのです。

ゴールドコーストがハワイより優れている点

ゴールドコーストはハワイと似た魅力を持ちながら、実は「ハワイよりも優れている」と感じられるポイントもいくつかあります。

特に旅行を計画する際に重要な「コスト」「アクセス」「体験の質」に関して、ゴールドコーストには大きなメリットがあるのです。

① 物価が圧倒的に安い(為替・チップ文化なし)

旅行で一番気になるのが「お金」。現在の為替レートでは、1米ドルが約150円に対し、1豪ドルは約95円と、オーストラリアの方が明らかに円に優しいレートです。

そのうえ、ハワイでは外食や宿泊費がかなり高額になりがちですが、ゴールドコーストでは日本と大差ない価格感で楽しめる場面が多くあります。

さらに、オーストラリアにはチップ文化がありません。これは旅行者にとって非常にありがたいポイントです。

リゾート地なのに「コスパが良い」——それがゴールドコーストの隠れた強みです。

コア助

チップ文化に不慣れな我々にはストレスが無くていいです。

② 日本との時差はたったの1時間

ハワイ旅行で地味に辛いのが、「時差ボケ」。ハワイは日本との時差が約19時間もあるため、現地に着いてから数日は体内時計の調整が必要です。

一方で、ゴールドコーストは日本との時差がたったの1時間。つまり、到着したその日からストレスなく現地の時間に馴染めるのです。

限られた日数の中で、時間を最大限に活用できるのは大きな利点といえるでしょう。

コア助

帰国後に影響が出ないのも嬉しい。

③ 航空券が比較的安価で旅行しやすい

旅行の総費用に大きく関わるのが「航空券の価格」。ハワイ便は常に人気が高く、時期によっては往復20万円を超えることも珍しくありません

対して、ゴールドコーストはLCC(格安航空会社)の選択肢もあり、時期を選べば5〜7万円台で往復できることもあります。ブリスベン経由など乗り継ぎが必要になる場合もありますが、それを差し引いても航空券の安さは魅力的です。

浮いた費用をホテルのアップグレードや、アクティビティに回すこともできるので、旅行全体の満足度が高まります。

④ ハワイより日本人が少ないので“海外感”を満喫できる

ハワイでは「日本語が通じる安心感」がある一方で、「どこに行っても日本人だらけ」という声もよく聞かれます。それが安心材料になる反面、「せっかくの海外旅行なのに、日本にいるみたい…」と感じてしまうことも。

その点、ゴールドコーストは一定数の日本人はいるものの、街を歩いていても日本語が飛び交うことは少なく、よりリアルな“海外感”を味わうことができます

現地の人々と自然に英語でやり取りをしたり、オーストラリアならではのカルチャーに触れたり。

「海外に来た!」という実感を大切にしたい方にとっては、ゴールドコーストの方がより旅情を満喫できるかもしれません。

ゴールドコーストの弱点と注意点

魅力あふれるゴールドコーストですが、すべてが完璧というわけではありません。

旅行先として考えるうえで、知っておきたい“弱点”や注意点もいくつかあります。これらを理解しておくことで、現地での戸惑いや不便を防ぎ、より快適な旅が実現できます。

① 観光地としての演出やPRが弱い

ハワイでは空港に降り立った瞬間から「ようこそハワイへ!」という歓迎ムードがあり、アロハシャツやフラダンスなど非日常を感じさせる観光演出が徹底されています。

それに対してゴールドコーストは、観光客に対しては良くも悪くもフラットな対応。良く言えば自然体、悪く言えば「歓迎ムードが薄い」と感じる人もいるかもしれません。

観光地としてのポテンシャルは高いのに、その魅力を伝えるPRがやや控えめである点は、今後の課題でもあります。

② 日本語の情報が少なく、英語力が必要な場面も

ハワイでは多くの場面で日本語が通じ、ガイドブックやWeb上にも膨大な日本語情報があります。そのため、英語ができなくても旅行をスムーズに楽しめる環境が整っています。

一方で、ゴールドコーストでは日本語の観光情報がまだまだ少なく、現地でも英語が前提となる場面が多いのが現状です。

最低限の英語表現を準備しておくと安心ですが、事前にしっかり情報収集しておくことも、ゴールドコーストを存分に楽しむためのポイントです。

コア助

ゴル旅で情報増やしていきます。

③ 現在は直行便がない(ブリスベンor乗り継ぎ)

2025年現在、日本からゴールドコーストへの直行便は運航されていません。そのため、近隣のブリスベン空港まで飛び、そこから公共交通機関やシャトルバスで約2時間移動するか、シドニーやケアンズなどを経由してゴールドコースト空港に乗り継ぐ必要があります。

海外旅行に慣れていない方や、乗り継ぎに不安がある方にとっては、ややハードルの高い点かもしれません。

ただし、乗り継ぎ時間を観光に充てるなど、計画次第で楽しみに変えることも可能です。

コア助

ブリスベン空港からゴールドコーストへは公共交通機関で行けるので、そこまで不便ではないです。

ゴールドコーストは魅力満載!

いくつかの課題や注意点はあるものの、それを補って余りあるほど、ゴールドコーストには唯一無二の魅力があります。

海・自然・動物すべてが揃う理想の旅行先

ゴールドコーストには、世界遺産の熱帯雨林や、コアラ・カンガルーなどの野生動物と触れ合える施設も豊富。もちろん、美しいビーチやマリンアクティビティも充実しています。

まさに「海・自然・動物すべてが楽しめる贅沢な旅先」であり、大人から子どもまで楽しめる要素が詰まった場所です。

「ハワイは遠くなった」と感じた人の“次の選択肢”に最適

物価高や為替の影響で、ハワイ旅行が遠く感じられる今、ゴールドコーストは妥協ではなく「理想的な代替地」として、多くの人に受け入れられつつあります。

ハワイに似た魅力を持ちつつ、費用面や時差の少なさといった“現実的なメリット”も兼ね備えているため、コスパ重視の海外旅行先としても非常に優秀です。

「ゴル旅」では現地のリアルな情報を発信中!

「ゴル旅」では、現地に住む目線でゴールドコーストの最新トレンドやお得情報、観光地のリアルな様子をInstagramとWebサイトで発信しています。

ガイドブックには載っていないローカルの穴場情報や、日本語での役立つアドバイスも多数掲載。旅行前のリサーチや現地滞在中にも、ぜひご活用ください!

まとめ:第二のハワイはゴールドコーストへ!

今やハワイは気軽に行ける場所ではなくなりつつあります。しかし、ゴールドコーストという選択肢がある今、諦める必要はありません。

物価の安さ、時差の少なさ、海外らしさ、自然の豊かさ、そのすべてが絶妙なバランスで整ったリゾート地が、オーストラリアのゴールドコーストです。

妥協どころか、「次の定番」として多くの人に選ばれ始めているこの街。あなたも次の旅行先として、ぜひ“ほぼハワイ”なゴールドコーストを候補に入れてみてください。

この記事を書いた人

28歳。主にHP制作やDTPデザイナーをやってきました。旅の中でゴールドコーストに魅了され、ゴル旅を発起。このメディアを通じて色んなことができたらいいなと考えております。お手柔らかにお願いします!

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