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パースとゴールドコーストどっちが住みやすい?リアルな生活比較

オーストラリアのなかでも人気を二分するビーチシティ、パースゴールドコースト

同じ「海の街」なのに、実際に暮らしてみるとその違いが見えてきます。

「どっちが住みやすいの?」これは、ワーホリ・留学・移住を考える人が必ず一度はぶつかる疑問です。

そこで今回は、東海岸のゴールドコーストで現地生活を伝える『ゴル旅』と、西オーストラリアを拠点に情報発信する『パースナビ』がタッグを組んで、リアルな住みやすさ比較を本音でお届けします!

目次

気候・自然環境の違い

パース:乾燥した青空とドラマチックなサンセットが魅力

パースは地中海性気候で、年間を通して晴天が多く、湿度が低いのが特徴。夏(11〜2月)は特に日差しが強く乾燥していますが、日陰に入ると過ごしやすいです。平均最高気温は約30度ですが、真夏は40度に達することも…!冬(6〜8月)は雨・風が強い日が増えるものの、気温は10〜18度前後と比較的穏やかです。

パースには、ローカルにも観光客にも人気のビーチが点在しています。西海岸ならではの魅力として、夕方にはオレンジ色のサンセットが海に沈み、空と海がゆっくりと染まっていく光景を眺められます。

また、パースを中心に南・北へ移動すると、まったく異なる自然の表情を楽しめるのも特徴。南へ行くほど緑が増え、ブドウ畑や森林が広がる涼しい気候に。一方、北へ進むにつれて乾燥地帯が多くなり、赤土や砂漠のような雄大な景色が広がります。

ゴールドコースト:サーファーと青空が似合う“東のリゾート気候”

ゴールドコーストは、一年の大半が晴天という “太陽ファースト” な街。春から秋にかけてはカラッとした陽気が続き、冬(6〜8月)でも最高気温は20度前後と、「え、これ本当に冬ですか?」と言いたくなるほど温暖です。

夏(12〜2月)はしっかり暑くて湿度もパースより高いですが、海風が吹くおかげで案外過ごしやすい日も多め。

そしてゴールドコーストの魅力といえば、南北に続くロングビーチ。朝の太陽は海からのぼるため、散歩・サーフィン・朝ヨガ……朝の過ごし方が豊かになるのはこの街の得意分野です。

また、車で30〜40分も走れば熱帯雨林が広がり、パームツリーの海沿いから、苔むした滝や渓谷までガラリと景色が変わるのも大きな魅力。「海と山、どちらも捨てがたい」というわがままを叶えてくれる街です。

パースナビ

こうして比べると違いはありますけど、海と青空に恵まれているところは意外と似てますよね。

ゴル旅

ほんとですね。“自然が主役の街”っていう部分は、どちらにも共通している気がします。

生活費・家賃の違い

パース:他都市より物価が低く、利便性も伴うバランス型

パースの生活コストは年々上がっているとはいえ、他都市と比べるとまだ“抑えめ”という印象があります。

✔︎ 家賃の目安(パース)

  • シェアハウス(オウンルーム・シティ中心部):
    約$250〜$350/週
  • シェアハウス(オウンルーム・郊外):
    約$150〜$250/週
  • 1ベッドルーム(シティ中心部):
    約$550〜$800/週

また、外食はやや高めですが、自炊を中心にすれば十分節約が可能。
ローカルマーケットやアジア系スーパーも揃っていて、食材の選択肢はかなり豊富です。

交通費は1回あたりおよそ$3〜5。そして、パース市内には“無料バス(CATバス)”が走っており、これをうまく活用すれば移動コストも低く抑えられます。

全体としては「物価は高めだが、ポイントを押さえれば快適に暮らせる街」という印象です。

ゴールドコースト:家賃はやや高めでも、利便性とライフスタイルでカバー

ゴールドコーストも物価上昇が続いていますが、街の利便性の高さや生活環境の良さを考えると、コスパはまずまず。中でも家賃はパースより“少し高い”印象があります。

✔︎ 家賃の目安(ゴールドコースト)

  • シェアハウス(オウンルーム・シティ中心部):
    約$250〜$350/週
  • シェアハウス(オウンルーム・郊外):
    約$180〜$250/週
  • 1ベッドルーム(シティ中心部):
    約$700〜$900/週

外食費はパースと同程度です。

交通面ではバスとトラムが50¢で利用でき、市内移動は比較的スムーズ。

週に何度も海に行ける文化や、街のコンパクトさによる暮らしやすさもコスト面を補ってくれます。

パースナビ

家賃はエリア次第でどちらも似たレンジに収まりますね。意外と“差が大きい”わけではない印象です。

ゴル旅

ですね。結局“どう暮らしたいか”で感じ方が変わる部分は多い気がします!

仕事・求人の探しやすさ

パース:ローカルジョブ率が高く、英語を使って働きやすい環境

パースにはカフェ・レストラン・ファームなど、ワーホリや学生に人気の仕事が豊富です。求人数自体は他都市より少なめですが、ローカルジョブの割合も高く、英語環境で働ける機会が多いです。

西オーストラリアならではの働き方として有名なのが「FIFO(Fly In Fly Out)」です。これは鉱山地帯や資源エリアで働く人が、パースなどの都市部から数日〜数週間単位で飛行機で移動し、現地滞在しながら働くスタイルです。高収入で人気がある一方、長期間家を離れるライフスタイルのため、家庭や趣味との両立はやや難しいともいわれています。

現地ではパートナーや家族がFIFO勤務というケースも多く、地域の経済や雇用に大きく関わる存在となっています。日本人もFIFOで働くことが可能です。

ゴールドコースト:観光・接客業の求人数が豊富で、仕事探しはしやすい都市

ゴールドコーストは観光業が街全体の主軸となっているため、カフェ・レストラン・ホテル・テーマパークなど、ホスピタリティ系の求人が非常に多いのが特徴です。特にシーズン(9〜4月)にかけては各店舗が増員を行うため、ワーホリ・学生にとっては仕事を探しやすい環境といえます。

また、街全体が多国籍で外国人労働者が多いため、英語ビギナーでも採用されやすい“柔らかい英語環境”があるのもポイント。英語が得意でない人でも比較的チャレンジしやすい街です。

倉庫・建設・ファーム系の仕事はパースほどは多くないものの、ブリスベン・サンシャインコーストエリアまで範囲を広げると選択肢はぐっと広がります。

パースナビ

働き方のタイプが少し違うだけで、ワーホリや学生にとってはどちらも“仕事は見つけやすい街”ですよね。

ゴル旅

ですね!業種の特色は違いますが、“選べる幅がある”という意味ではどちらも魅力的です。

英語環境・人の雰囲気

パース:穏やかで自然体。英語を使う機会が多い環境

パースの人々はフレンドリーで穏やか。ビーチやカフェで気軽に話しかけてくれる人も多く、自然体の英会話を楽しめる環境があります。日本人コミュニティは他都市に比べて小規模なため、日常的に英語を使う機会が多い傾向です。

また、パース市内ではMeetUpなどの交流イベントも盛んで、留学生同士が集まる英会話の集まりや、同じ趣味を共有するイベントが定期的に開催されています。

夏にはマーケットや音楽イベント、フードフェスなども頻繁に行われており、地元の人との交流を楽しめるチャンスも豊富です。

ゴールドコースト:陽気でオープン。多国籍な雰囲気で外国人に優しい街

ゴールドコーストは“ザ・リゾート地”らしく、明るくてオープンな人が多い街です。バリスタや店員さんが軽くジョークを飛ばしてくることもしばしばで、こちらが英語を間違えても「あー、それね!」とテンポよく拾ってくれる優しさがあります。

街全体が多国籍で、留学生・旅行者・ワーホリが多いため、「英語を話すのが当たり前」というより、「いろんな英語が飛び交う国際的な雰囲気」が魅力。

イベントも年間を通して充実しており、マーケット・ヨガイベント・サーフフェス・ライブ音楽など、人とつながる機会が街のあちこちに散りばめられています。

パースナビ

街の雰囲気は違いますが、“フレンドリーな人が多い”という根っこは案外似てますよね。

ゴル旅

ほんとです。英語の濃さは違っても、“話しかけやすい空気感”はどちらもオーストラリアらしさ全開です!

生活のしやすさまとめ(比較表)

項目パースゴールドコースト
気候乾燥して晴天が多い。落ち着いた地中海性気候温暖で湿度もあるリゾート気候。冬も暖かい
家賃やや安め。中心部も比較的抑えめ全体的に少し高め。海近くは特に高い
物価外食高め。自炊が節約の鍵観光地価格で外食は少し高め。スーパー充実
仕事ローカルジョブが多く英語環境◎ホスピタリティ求人が豊富で探しやすい
英語環境日本人が少なく英語を使う機会が多い多国籍で柔らかい英語環境。初心者も馴染みやすい
雰囲気穏やかで静か。ゆったりした暮らし明るくにぎやか。アクティブで開放的
コミュニティ小規模だが交流が盛ん日本人が多く、安心感あり

どんな人にどの都市が合う?

パースとゴールドコーストは、同じ「海と青空の街」でありながら、実際に暮らしてみると、まったく違う心地よさを持っています。

どちらが合うかは、あなたがどんな毎日を望むかで大きく変わります。性格診断”ような感覚で、ぴったりの街を探してみてください。

パースが合う人

  • 静かで落ち着いた環境で暮らしたい
  • 英語環境をしっかり作りたい
  • ゆったりとした時間の流れが合う
  • 観光地より生活の街が好き

→ キーワードは「穏やか」「自然体」「ローカル感」
都会すぎず田舎すぎない、絶妙に“ちょうどいい生活感”が魅力の街です。

ゴールドコーストが合う人

  • にぎやかで明るい街が好き
  • 友達をつくりやすい環境がいい
  • 海・サーフィン・アウトドアが生活の中心
  • 多国籍なコミュニティに馴染みたい
  • 仕事をスムーズに見つけたい

→ キーワードは「アクティブ」「国際的」「フレンドリー」
明るく開放的で、人とのつながりが生まれやすい街です。

パースナビ

性格やライフスタイルを考えると、自然と“どちらが合うか”が見えてくるかもしれませんね。

ゴル旅

ですね!どっちを選んでも素敵な生活ができるのが、オーストラリアの良いところです。

まとめ|どちらの街にも“住んでみてわかる良さ”がある

パースとゴールドコーストは、どちらも海と青空に恵まれた美しい街。ただ、その心地よさの“質”はまったく異なります。

静かで落ち着いたパース。
明るくにぎやかなゴールドコースト。

どちらが住みやすいかは、あなたがどんな毎日を望むか、そしてどんな環境で成長したいかによって変わります。

この比較が、あなたの「住んでみたい街」を見つけるヒントになれば嬉しいです。

今回の記事は、
西オーストラリアの現地情報を発信する『パースナビ』さんとのコラボ企画でお届けしました。

パースナビ(Perth Navi)プロフィール
オーストラリア西海岸・パースを舞台に、日本人の「暮らし」「旅」「ワーホリ」「留学」を支える日本語メディア。現地在住者や経験者によるリアルな体験情報を、わかりやすく丁寧に発信しています。
WEBサイト;https://perth-navi.com/

旅行で訪れるなら、街の魅力はまた違った角度で見えてきます。
旅行編はパースナビさんの記事で詳しくご紹介しているので、こちらもぜひ👇

👉 (リンク予定) 「西のパース・東のゴールドコースト、旅するならどっち?」

この記事を書いた人

ジムのトレーナーをしていましたが、いつのまにかエンジニアになってました。主にWEBデザインとシステム開発をしています。いろんな国を旅する中でゴールドコーストに魅了されて、ゴル旅を立ち上げました。ゴールドコーストの旅行や生活、現地で活躍する日本人を紹介していきます。29歳

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