【2026年9月】ゴールドコーストニュース15選|ワーホリ2年目が抽選制に

こんにちは、ゴルタビ編集部です。9月のオーストラリアは、ビザ制度が大きく動いた1カ月でした。9月17日、政府がワーホリ・留学・観光ビザの見直しを一斉に発表しています。

ゴールドコーストでも、空港バスの経路変更や電動モビリティの免許義務化など、身近な変化が続きました。押さえておきたい15本を、要点だけでまとめます。

目次

1. ワーホリ2・3年目、抽選制へ 3年目の枠は6分の1以下に

9月17日、バーク内務・移民相がセカンド・サードビザを抽選で配分する方針を発表しました。枠は2年目が年4万5,000人、3年目が年5,000人。昨年の実績は約5万7,000人と約3万1,000人でした。

88日(3年目は6カ月)の指定就労は引き続き必要で、終えた人だけが抽選に参加できます。つまり「条件を満たせば延長できる」制度から、「満たしても外れうる」制度への転換です。開始日や応募方法は未発表で、公式ページは9月末時点で従来ルールのままです。

参照:ABC News / SBS News / オーストラリア内務省

2. 【続報】ワーホリ審査、「3カ月」で正常化へ

先月お伝えしたワーホリの審査遅延に、方針が示されました。地方就労の条件がある国の1年目審査はスピードを戻し、審査期間は3カ月程度で安定させるとのことです。日本もこの「条件がある国」に当てはまります。

6月までの「即日発給」の感覚は、もう通用しません。航空券や宿は、発給を確認してから押さえるのが前提になります。

参照:SBS News / VisasNews

3. 空港行き777番バス、バーレイヘッズ止まりに 9月7日から

ライトレールのバーレイヘッズ延伸に合わせ、南部のバス路線が再編されました。空港急行の777番とツイード方面の700番は、バーレイヘッズのStocklandが終点に。サーファーズ方面へは、バーレイヘッズでトラムに乗り換えます。

これまでもブロードビーチ・サウスでトラムに乗り換えていましたが、乗り換え駅がバーレイヘッズに変わった形です。あわせて南部のバスは平日167便増(25%増)となり、ザ・パインズ〜ロビーナ駅を日中15分間隔で結ぶ新路線701番もできました。

参照:クイーンズランド州政府 / Hot Tomato

4. 留学生の家族帯同、原則認めず 学生ビザ・卒業ビザが対象

今後の学生ビザ(500)と卒業ビザ(485)では、配偶者や子どもを同伴家族として連れて来られなくなります。例外は博士課程と、フィジーやサモアなど太平洋の島しょ国・ASEAN出身者の一部のみ。日本はどちらにも当てはまらないため、日本人留学生は家族を連れて来られなくなります。

昨年度の学生ビザ約33万7,000件のうち、約4万6,000件が同伴家族の分でした。「夫婦で渡豪し、片方が学生・片方が同伴ビザで働く」という定番の形が閉じることになります。すでに滞在中の家族には適用されず、開始日は未発表です。

参照:SBS News / Magpie Consultants

5. 学生ビザの国内更新、「上位課程への進学」に限定へ

いわゆる「コースホッピング」対策です。国内で学生ビザを更新できるのは、学士から修士のように上のレベルへ進む場合に限る方針が示されました。滞在を延ばすためだけの入学を防ぐのが狙いです。

語学学校から専門学校(VET)へのルートの扱いなど、細かい線引きは未公表。卒業ビザ(485)は、家族帯同を除き、取得条件そのものは変わっていません。

参照:AHL Legal / UNILINK Education

6. e-bike・電動キックボードに免許義務 違反は罰金$518

クイーンズランド州では8月31日から、e-bikeや電動キックボードに一人で乗るには16歳以上で有効な運転免許が必要になりました。仮免許や海外の有効な免許でも可。違反すると罰金$518(約5万7,000円)です。

影響が大きいのは、e-bikeでデリバリーの仕事をするワーホリ層。旅行中に電動キックボードを借りる場合も同じです。なお、車の運転では日本の免許証に英訳(または国際免許証)の携帯が必要です。e-bikeでも同じ扱いになるかは明示されていませんが、日本語の免許証だけでは警察に内容が伝わりません。

ゴルタビでは、NAATI認定翻訳士による運転免許証の英訳サービスを行っています。

参照:BikeFinder / Bicycle Queensland

7. 観光ビザからの切り替え、さらに制限へ 「No Further Stay」条件を拡大

観光ビザやETAで入国した人は、2024年7月からすでに国内で学生ビザを申請できません。今回の方針は、これをさらに広げるものです。今後の観光ビザには原則として、学生ビザ以外も含め、国内から別のビザを申請できなくなる条件が付く見込みです。

日本人の多くが使うETA(601)にこの新しい条件が付くかは、まだ明らかになっていません。実施には規則の改正が必要で、現時点では始まっていません。

参照:Asia Pacific Group / VisasNews / Study Australia(2024年の変更)

8. 新緊急警報「AusAlert」10月1日始動 旅行者のスマホにも

携帯の基地局から一斉配信する新しい警報「AusAlert」が始まります。現地SIMのない旅行者のスマホにも届き、重大な警報はマナーモードでも音が鳴ります。

山火事や洪水が増える夏を前にした導入です。当面、メッセージは英語のみ。7月の全国テストでは、約94%の基地局が配信に成功しました。

参照:AusAlert(オーストラリア政府) / 国家緊急事態管理庁(NEMA)

9. 技能ビザの審査順を刷新 農業・資源なども最優先分野に

9月19日から、482・186・189・190・491などの審査の優先順位が変わりました。最優先の分野は建設、医療、教育に加え、農業・水産・資源が新たに加わりました。

一方、宿泊・飲食業は優先分野に入っていません。日本食レストランなどでスポンサーを受ける人は、審査が後回しになる可能性があります。変わったのは「順番」で、ビザの条件そのものは同じです。

参照:Emigrate Lawyers / Australian Hotelier

10. ブロードビーチに日本食「Nigiwai」オープン

8月、ブロードビーチの「The Oasis」に日本食レストラン「Nigiwai(にぎわい)」が開店しました。提灯と盆栽が並ぶ華やかな店内で、刺身や寿司から和牛、鍋、ラーメン、土鍋ご飯まで揃います。現地メディアでも、8月の注目店の筆頭に挙げられています。

参照:The Weekend Edition Gold Coast

11. 【続報】失業率4.6%、コロナ後で最高 若年層は10.8%

8月の失業率は4.6%で、7月の4.5%からさらに上がりました。ただし就業者は3万9,500人増えており、仕事を探し始めた人が増えたことが主な要因です。

気になるのは若年層の失業率10.8%。ワーホリや留学生の多い世代で、仕事探しの競争がじわりと厳しくなっています。

参照:オーストラリア統計局(ABS) / ABC News

12. 【続報】豪ドル円、111円前後で落ち着く

8月に110円から114円台まで乱高下した豪ドル円は、9月はやや円高方向で安定しました。RBAの参考レートは9月25日時点で1豪ドル=111.08円です。

参照:オーストラリア準備銀行(RBA) / Wise

13. ガソリン再上昇、GCは1リットル$2.37

9月23日のゴールドコーストのガソリン平均価格は1リットル237.1セント(約263円)で、1週間で11セント上がりました。中東情勢が悪化する前の2月からは、約70セントの値上がりです。

参照:オーストラリア競争・消費者委員会(ACCC)

14. スーパーカー「GC500」、10月23〜25日開催 サーファーズで交通規制

サーファーズパラダイスの公道がサーキットになる「Gold Coast 500」が、今年も開催されます。3日間で20万人の観客が見込まれ、会場周辺は閉鎖、ホテルも早くから埋まります。観戦チケットがあれば公共交通は無料です。

参照:Supercars公式 / Queensland.com

15. GC、「グリッター・ストリップ」脱却へ 新しい顔は「ウェルネス」

「楽しいけど安っぽい」というイメージからの脱却に向け、市のブランド組織が新ビジョンを打ち出しました。手本は、IT都市へ成長した米テキサス州オースティンです。

掲げるキーワードは「ウェルネス」。朝にサーフィンやランニングをして、日中はしっかり働く。そんな暮らし方こそがこの街の核だという考え方です。市議会は今月、このビジョンを全会一致で承認しました。

参照:ABC News

まとめ:今月のゴールドコーストをおさらい

9月は、移民制度の見直しに尽きる1カ月でした。ワーホリの抽選制、留学生の家族帯同の制限、観光ビザの切り替え制限と、「現地に来てから考える」選択肢が狭まりつつあります。多くは開始日が未定で、来月号でも続報を追います。

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