【2026年最新】オーストラリアに持ち込めない物一覧|食品・薬・タバコ・アイコスのルール

スーツケースに詰めたカップ麺、大丈夫ですか?

オーストラリアは、世界でも最も検疫が厳しい国のひとつ。申告せずに持ち込もうとすると、その場で数万円から80万円超の違反金を科されることがあり、最悪の場合はビザの取り消しと最长3年間の入国禁止が待っています。

とはいえ、ルールを事前に知っていれば怖くありません。この記事では、日本人が持っていきがちな食品、薬、タバコ・アイコス・電子タバコの持ち込みルールを、オーストラリア政府の公式情報をもとに整理しました。

この記事でわかること
  • カップ麺、カレールウ、お米など、日本の食品を持って行けるかが品目ごとにわかります
  • アイコスなどの加熱式たばこ・電子タバコ・ニコチンパウチの2026年最新ルールがわかります
  • バファリンやロキソニンなど、薬を持って行くときの注意点がわかります
  • 申告し忘れたときの違反金と、罰則を受けないための申告のコツがわかります

最終確認日:2026年9月(オーストラリア国境警備隊・農林水産省などの公式情報をもとに作成)
日本円は1豪ドル=約115円で計算しています

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目次

【早見表】品目別 持ち込みOK/NG/要申告チェックリスト

まずはよく聞かれる品目の判定を一覧にしました。詳しい条件は、このあとの各セクションで解説します。

品目判定備考
生肉・ジャーキー・肉エキス入り食品禁止形態を問わず不可(缶詰など一部例外あり)
生の果物・野菜禁止機内でもらったフルーツも対象
生米(炊いていないお米)禁止白米も不可。パックご飯などは条件付き
生卵・ゆで卵禁止全卵の形態はすべてNG
種子・苗木・土付き植物禁止栽培用は不可
ニコチンパウチ禁止2026年7月24日から旅行者の持ち込み不可
加熱式たばこ(アイコス等)規制対象輸入には事前許可が必要な品目。持参しないのが安全
電子タバコ(VAPE)条件付き本人使用分のみ。本体2台・アクセサリ20個・リキッド200mLまで
紙巻きたばこOK未開封25本+開封済み1箱まで免税
アルコールOK2.25Lまで免税。超過分は課税
カップ麺(肉エキスなし)要申告成分表示を確認。肉エキス入りはNG
カレールウ要注意ビーフ・ポークエキス入りはNG
味噌・醤油・ふりかけOK市販の密封品。申告が安心
煎餅・チョコ・クッキーOK市販の加工菓子(肉・生の種子入りを除く)
はちみつ要申告検査あり。西オーストラリア州は別ルール
チーズ・バター・粉ミルク要申告日本製の市販品で個人使用分
市販薬・処方薬OK3か月分まで。処方薬は英文の処方箋を持参
現金AU$10,000以上要申告申告義務あり

なぜオーストラリアの持ち込みルールはこんなに厳しいのか

オーストラリアの検疫が厳しい理由のイメージ

オーストラリアは島国で、長い年月をかけて独自の生態系が育まれてきました。コアラやカンガルーだけでなく、農作物や家畜も、海外から入ってくる病気や害虫に対してとても脆弱です。

たとえば、口蹄疫という家畜の伝染病が入ったら、畜産業に壊滅的な被害が出るとされています。そのため「Biosecurity Act 2015」という法律のもと、食品・動植物・土壌などの持ち込みを国家レベルで厳しく管理しています。空港では探知犬とX線で荷物がチェックされるので、隠しても見つかると思っておきましょう。

この厳しさは「旅行者を困らせるため」ではなく、「オーストラリアの自然と産業を守るため」。背景を知ると、ルールへの納得感も増すのではないでしょうか。

【完全禁止】オーストラリアに持ち込めない物リスト

まずは、申告しても持ち込みが許可されないものを確認しましょう。これらは荷物に入れないのが鉄則です。

オーストラリアに持ち込めない食品のイメージ

肉・肉製品(肉エキス入りの加工品も)

生肉、冷凍肉、乾燥肉、ジャーキー、ハムやソーセージなど、肉製品は原則として持ち込めません。注意が必要なのは、肉エキスや肉だしを含む加工品もNGという点です。

  • ビーフエキス・ポークエキス入りのカレールウ
  • 粉末スープに肉エキスが入ったインスタント麺
  • 肉入りの月餅や中華まん
  • ビーフ・チキンエキス入りのコンソメスープの素

パッケージの成分表示を必ずチェック
「ビーフエキス」「ポークエキス」「チキンエキス」などの記載があるものは、微量でも没収対象と考えてください。日本語のパッケージは検疫官が読めないこともあるので、迷ったら申告して判断してもらいましょう。

生の果物・野菜・種子・植物

生鮮な果物や野菜は、たとえりんご、1個でも持ち込めません。機内で配られたフルーツをバッグに入れたままにするのもNGです。栽培用の種子や球根、苗木、土がついた植物も持ち込めません。漢方や生薬、ドライフラワーは条件が細かいので、持って行くなら必ず申告しましょう。

生米(炊いていないお米)

意外と知られていないのがお米です。オーストラリア農林水産省は、炊いていない生のお米は持ち込み不可で、見つかれば廃棄としています。未開封の白米でも同じです。

電子レンジで温めるパックご飯や米粉などの加工品は、条件を満たせば持ち込めます。持って行く場合は申告して検査を受けましょう。日本のお米は、ゴールドコーストなら現地の日本食スーパーで買えます。

全卵(生卵・ゆで卵)

生卵、ゆで卵、温泉卵など、殻つきの全卵は持ち込めません。卵を原料にした加工品については、次の「条件付き」のセクションで解説します。

その他の禁止品

  • ニコチンパウチ(2026年7月24日から旅行者の持ち込み不可)
  • 違法薬物・処方箋のないステロイド
  • 武器・火器・弾薬(刀剣類・ヌンチャク・催涙スプレーなども含む)
  • 保護対象の野生動植物の製品(象牙、サンゴなど)
  • 偽ブランド品・海賊版

【条件付き】申告すれば持ち込める食品

「じゃあ、日本の食べ物は何も持って行けないの?」と心配になった方も安心してください。市販品で、未開封、常温で保存でき、原材料がわかるものなら、多くは申告したうえで持ち込めます。最終的な判断は空港の検疫官が行います。

申告すればオーストラリアに持ち込める日本の食品のイメージ

卵を含む加工食品(カップ麺・マヨネーズ・お菓子など)

マヨネーズや卵入りの麺などは、農林水産省が「申告が必要な品目」として挙げています。市販の密封品で常温保存できるものは認められることが多いですが、必ず申告して検査を受けましょう。卵入りのカステラやビスケットなど、焼き上げた市販のお菓子は持ち込めます。

カップ麺は「肉エキス」が最大の落とし穴
卵の具材より注意が必要なのが、粉末スープに含まれるビーフエキスやポークエキスです。シーフード味など、肉エキスを使っていないものを選ぶのが無難です。

乳製品(チーズ・バター・粉ミルクなど)

日本は口蹄疫がない国とされているため、日本で製造された市販の乳製品は、個人で使う分なら申告したうえで持ち込めます。目安は合計10kg(10L)までです。粉ミルクは、製造国がパッケージに書かれた市販品を選びましょう。

はちみつ

はちみつは、申告して検査を受ければ持ち込めます。市販の密封品で、蜜蝋や异物が混ざっていないものを選びましょう。ただし西オーストラリア州は蜂に関する検疫がさらに厳しく、州独自のルールがあります。

魚介類・海藻

缶詰やレトルトパウチの魚介製品、焼き海苔やわかめなどの海藻は、比較的持ち込みやすい品目です。一方、干物や煮干しのような頭つきの小魚、生のエビなどは制限がかかることがあるので、持って行くなら必ず申告しましょう。

お菓子・調味料の判定一覧

品目判定補足
味噌OK市販の密封品。申告が安心
醤油OK市販の密封品。液体なので預け入れ荷物へ
煎餅・おかきOK市販の加工菓子
羊羹・和菓子OK個包装の市販品
チョコレート・クッキーOK市販品で常温保存できるもの
ふりかけOK市販の密封品。卵入りは申告
インスタント味噌汁・フリーズドライ要確認具材に肉や肉エキスがないか確認
カレールウ・レトルトカレー要注意肉入り・肉エキス入りはNG
梅干し要注意種があるため没収されることがある
お茶・コーヒーOK市販の密封品

迷ったら「肉エキスが入っていないか」をチェックして、そのうえで申告すれば大丈夫です。

薬の持ち込みルール(バファリン・ロキソニンなど)

「飲み慣れた薬を持って行きたい」という方は多いですよね。薬は、本人が使う分で、3か月分までなら持ち込めます。

市販薬(風邪薬・頭痛薬・胃腸薬・目薬など)

バファリン、ロキソニン、正露丸、目薬、湿布などの市販薬は、本人が使う分であれば持ち込めます。元のパッケージのまま持っていくと、検査がスムーズです。オーストラリアの薬局では同じ薬が手に入らないことが多いので、常備薬は日本から持参するのがおすすめです。

成分によっては許可が必要なことも
コデイン類やプソイドエフェドリンなど、規制されている成分を含む薬は、量や書類の条件が厳しくなります。心配な場合は、オーストラリアの医薬品規制局(TGA)のサイトで確認してください。

処方薬と英文処方箋の準備

  • 持ち込めるのは3か月分まで
  • 英文の処方箋または医師の診断書を持参する
  • 薬は調剤された包装のまま、ラベルをはがさずに持ち込む
  • 入国時に薬の所持を申告する

3か月分を超える薬が必要な場合は、現地の医師に処方してもらいましょう。ゴールドコーストには日本語で受診できるクリニックもあります。渡航前には、病気やケガに備えて海外旅行保険も確認しておきましょう。

サプリメント

一般的なサプリメントやビタミン剤は、市販品であれば持ち込めます。ただし動植物由来の成分や規制されている成分が含まれる場合は条件がつくので、申告しておくと安心です。

タバコ・アイコス・電子タバコ・お酒の持ち込みルール【2026年最新】

タバコ関連は、この数年でルールが大きく変わった分野です。まずは種類ごとの結論を比べてみましょう。

種類結論持ち込める量
紙巻きたばこ持ち込みOK未開封の1箱(25本まで)+開封済みの1箱まで免税
加熱式たばこ(アイコスなど)輸入には事前許可が必要な品目持参しないのが安全。持参するなら必ず申告
電子タバコ(VAPE)本人使用分のみ条件付きでOK本体2台・アクセサリ20個・リキッド200mLまで
ニコチンパウチ持ち込み不可2026年7月24日から禁止
お酒持ち込みOK2.25Lまで免税
18歳未満はタバコ・お酒の免税枠なし

紙巻きたばこの免税枠

18歳以上なら、未開封のたばこ1箱(25本まで、またはたばこ葉25gまで)と、吸っている途中の開封済み1箱まで免税で持ち込めます。これを超える分は申告して税金を払う必要があり、申告せずに見つかると起訴やビザ取り消しの対象になります。

オーストラリアのタバコは非常に高く、喫煙者はたくさん持って行きたくなりますが、免税枠はこのようにとても小さいので注意しましょう。

加熱式たばこ(アイコス・glo・プルームなど)

オーストラリア国境警備隊(ABF)は、アイコスの本体やヒートスティックなどの加熱式たばこを、電子タバコと同じ「事前の許可がなければ輸入できない品目」に分類しています(2026年9月時点)。

旅行者が少量を持ち込めるかどうかは、公式にははっきり書かれていません。そのためゴルタビとしては、アイコスは持って行かないのが最も安全だと考えています。どうしても持って行く場合は、必ず入国時に申告し、検査官の判断に従ってください。没収される可能性があることは覚悟しておきましょう。

電子タバコ(VAPE)

2024年3月から、電子タバコはニコチンの有無にかかわらず輸入が規制されています。ただし旅行者には例外があり、自分自身(または同行する家族)の使用分に限り、次の量まで持ち込めます。

  • 電子タバコ本体:2台まで
  • カートリッジ・ポッドなどのアクセサリ:20個まで
  • リキッド:合計200mLまで

自分で持って運ぶ荷物に入れることが条件で、郵送で送ることはできません。なおオーストラリア国内では、2024年10月から18歳以上なら、州のルールが許す範囲で、薬局で薬剤師に相談して電子タバコを買えるようになりました。コンビニなどで売られているものは違法品なので注意しましょう。

ニコチンパウチ

口に含んで使うニコチンパウチは、2026年7月24日から、旅行者も持ち込めなくなりました。日本で使っている人は、荷物に入れないようにしましょう。

お酒の免税枠

18歳以上なら1人2.25Lまでのお酒を免税で持ち込めます。ワイン、ビール、スピリッツなどすべてが対象です。日本のウイスキーは現地でも人気があり、高値で売られているのでお土産に喜ばれます。超えた分は申告して課税されます。

持ち込み禁止品を申告しなかった場合の罰則のイメージ

申告しなかったらどうなる?違反金と対処法

空港で科される違反金の金額

検疫の違反金は、「ペナルティユニット」という単位で決まります。オーストラリア農林水産省によると、2026年7月から1ユニット=AU$364です。

ケースユニット数金額の目安
未申告・質問に正しく答えなかった2AU$728(約8万4,000円)
リスクの高い品目の未申告(生の果物など)6AU$2,184(約25万円)
特にリスクの高い品目の未申告(肉、種子など)12AU$4,368(約50万円)
隠して持ち込もうとした20AU$7,280(約84万円)
支払わずに裁判になった場合は、さらに高額の罰金が科されることがあります

さらに、違反金を科された人がビザで入国している場合は、ビザの取り消しを検討されることがあります。取り消しになるとそのまま帰国となり、最长3年間はビザを申請できなくなることもあります。ワーホリや留学の計画が、ハム1パックで全部なくなる可能性もあるわけです。

申告していれば罰則はなし

ここが一番大事なポイントです。すべて申告して検査官に見せていれば、たとえ持ち込めない物があっても罰則は受けません。持ち込めない物が没収されるだけで、入国にも影響はありません。

空港で持ち込み品を申告するイメージ

空港で気づいたときの対処法

  • 廃棄ボックスに捨てる:到着ロビーにある「Amnesty Bin」に検査の前に自分で捨てれば、罰則の対象になりません
  • 入国カードで「YES」と申告する:検査官に正直に見せれば、NGの物だけ没収されて終わりです
  • 検査官に相談する:英語で説明できなくても、実物を見せれば判断してもらえます

入国カードの書き方(食品・薬の申告方法)

紙の入国カードとデジタル版(ATD)

オーストラリアに入国する人は、入国カード(Incoming Passenger Card)の記入が義務づけられています。機内で配られる紙のカードには、日本語の説明書きもあります。

2026年7月には、この紙のカードをデジタル版の「Australia Travel Declaration(ATD)」に置き換えていくことが発表されました。出発の72時間前からオンラインで入力できる仕組みで、対象の便や空港が順次広がっています。対象外の便では、これまでどおり紙のカードを記入します。申告する中身はどちらも同じです。

「YES」にすべき主な品目

食品や薬に関する質問は、少しでも当てはまる可能性があれば「YES」にしましょう。

  • 食品全般(お菓子・調味料・インスタント食品・レトルト食品を含む)
  • 動植物由来の製品(木製品・羽毛製品など)
  • 薬・サプリメント・電子タバコ
  • AU$10,000以上の現金
  • 免税枠を超えるお酒・タバコ
  • 土がついた靴やアウトドア用品

「迷ったらYES」が鉄則
YESにしただけで罰則を受けることはありません。検査官に荷物を見せて、OKと判断されればそのまま持ち込めます。罰則の対象になるのは、NOにして見つかった場合だけです。

よくある質問

カップ麺は持って行ける?

肉エキスを使っていないものなら、申告したうえで持ち込めることが多いです。ビーフやポークエキス入りはNGなので、成分表示を確認してシーフード味などを選びましょう。

カレールウは持って行ける?

多くのカレールウにはビーフエキスやポークエキスが入っているため、没収される可能性が高いです。肉エキス不使用のものを選ぶか、現地の日本食スーパーで買うのが確実です。

日本のお米は持って行ける?

炊いていない生のお米は、白米でも持ち込めません。パックご飯などの加工品は条件付きで持ち込めるので、申告して検査を受けましょう。

バファリンやロキソニンは持って行ける?

本人が使う分で3か月分までなら持ち込めます。元のパッケージのまま持ち、入国時に薬の所持を申告しましょう。

アイコスは持って行ける?

アイコスなどの加熱式たばこは、輸入に事前の許可が必要な品目とされています。旅行者の持ち込みについて公式にはっきりした記載がないため、持って行かないのが安全です。持って行く場合は必ず申告してください。

最新情報は公式サイトで確認を
持ち込みルールは随時更新されます。渡航前にはオーストラリア国境警備隊(ABF)とオーストラリア農林水産省(DAFF)の公式ページで最新情報を確認してください。

まとめ:迷ったら申告すれば、検疫は怖くない

  • 生肉・肉エキス入り食品、生の果物・野菜、生米、全卵は荷物に入れない
  • 市販の密封品は、肉エキスが入っていないかを確認して申告
  • 薬は3か月分まで。処方薬は英文の処方箋を準備
  • アイコスは持って行かないのが安全。ニコチンパウチは持ち込み不可
  • 入国カードは「迷ったらYES」。申告すれば罰則はなし

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