
砂浜侵食で中止決定!パシフィック・エアショー2025開催見送り
8月にサーファーズパラダイスで予定されていた世界最大級のビーチ航空ショーが、エクストロピカル・サイクロン“アルフレッド”による大規模な砂浜浸食と安全リスクを理由に中止となりました。主催者は2026年8月14–16日の復活開催を宣言し、購入済みチケットは全額返金に。経済波及額は約3,300万豪ドルと試算されていただけに観光業界へ痛手となります。
進まぬライトレール延伸 ステージ4事業化調査費は計上も停滞
市議会はライトレールの空港延伸(バーレイ〜クーランガッタ・13 km)に向けた事業化調査費1,500万豪ドルを2025/26予算に計上しましたが、州政府の追加審査で着工時期は未定。タイト市長は「州がブレーキを踏んでいる」と不満を表明しています。
代替としてBRT(バス高速輸送)案も浮上。決定が長引けば旅行者は引き続き渋滞するパシフィック・モーターウェイと路線バスに依存し、留学生・通勤者の移動コスト増大が懸念されます。
ヘルメット違反1,094件!Eスクーター事故死相次ぐ
2025年上半期だけでヘルメット未着用による違反切符が1,094件、昨年は4人がPMD(個人移動デバイス)事故で死亡。警察は「歩行者も巻き込む重大事故増」と警告し、罰金強化と取締り強化を発表しました。
観光客にも人気のレンタルEスクーターは市中心部と沿岸部で急増。法定速度(歩道12 km/h、専用道25 km/h)やヘルメット義務が守られず、特に未成年と訪問者の事故率が高いことが問題化しています。
Four people have died in e-scooter crashes in Queensland so far this year, data reveals
クーリー・ロックス・オン2025 15万人超が来訪し経済効果2,000万ドル
6月4–8日にクーランガッタで開催されたレトロフェスティバルは過去最多の約15.5万人を動員し、クラシックカー1,000台とライブ音楽で街が50〜70年代色に染まりました。地元経済への直接消費は2,000万豪ドル超と推計。
サイクロン後の観光立て直しを象徴するイベントで、宿泊稼働率は90%超。市は交通規制とビーチ補砂を同時進行させ、地域一体で受け入れ態勢を整備しました。
6〜10月下旬まで!国内最長のホエールウォッチングシーズン開幕
5月末から11月初旬にかけ約3.5万頭のザトウクジラが“ハンプバック・ハイウェイ”を回遊。
市内各社は100%遭遇保証ツアーを実施し、海岸からもブリーチを望める好条件が続きます。
ホエールウォッチングの船は20〜30分で沖合に到達でき、親子クジラが戻る9〜10月には教育旅行やメディア取材が集中します。